空き家は不法侵入されやすい?トラブル実例や対策法を解説
空き家は不法侵入が起きやすいといわれていますが、どのような場合にその危険性が高くなるのでしょうか。
今回は、不法侵入されやすいと思われる空き家の特徴について解説します。
また、実際に起こりうるトラブルの内容や対策法もお伝えいたしますので、今後のご参考になさってください。
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不法侵入されやすい空き家の特徴
一般的に不法侵入されやすいのは、どのような空き家なのでしょうか。
以下で詳しく見てみましょう。
誰も出入りした気配がない
不法侵入されやすい空き家の特徴は、いくつか挙げられますが、主に第三者から見て「人が出入りした気配がない」場合に狙われやすくなります。
たとえば、敷地内の草や木が伸びたまま放置されている、家の周りにあるゴミが放置されているなどの特徴がある場合は、誰も空き家の管理をしていないと思われやすいでしょう。
誰かが最低限の管理をしていれば、敷地内の整備がおこなわれていると判断されるためです。
また、よくある特徴として、郵便受けにチラシが溜まっているケースです。
なかには、チラシが入り切らずに溢れかえり、ポストから落ちている場合もあります。
管理している空き家なら、ポストにチラシが溜まる前に廃棄されるでしょう。
こうしたさまざまな特徴があると、人が普段出入りしない建物と思われてしまいます。
そもそも不法侵入とは
不法侵入は、土地や建物などに許可なく立ち入る行為を指します。
これは住居侵入罪にあたります。
通常であれば、不法侵入されるとすぐに犯罪者を発見できますが、空き家を放置していると、誰かが不法侵入しているのにすら気が付けません。
気が付いたときには、すでに誰かが勝手に侵入した形跡が残されているケースもあります。
空き家に何か大きな変化があったわけではなくても、知らない誰かが勝手に侵入した事実があると、スッキリした気持ちになれないものです。
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不法侵入で起こりうるトラブル
もし、不法侵入されると、どのようなトラブルが起こるリスクがあるのでしょうか。
以下で詳しく見てみましょう。
無断使用
よくあるトラブルとして挙げられるのが、家具の無断使用です。
空き家といってもほとんどの場合、室内が空になっているわけではありません。
机や椅子などの家具が残されたままの状態になっているケースが多いです。
とくに、自宅に搬入できないものの処分は避けたい家具を、空き家に置いておく方は少なくないでしょう。
物置のような用途で住宅を使用する方は多いですが、これは不法侵入者に盗まれてしまうリスクを高めてしまいます。
自分が不在の間に不法侵入して、室内に置いてあった家具を勝手に持ち去る方は少なくないです。
その家具を中古品として売りに出されたり、自分の家で使用する家財道具にされたりなど、さまざまなトラブルが起こるでしょう。
住みつき
誰も出入りしていない家は、不審者による住みつきのリスクが高くなります。
とくに、ホームレスの方に狙われてしまうリスクが高いです。
ホームレスの方は住む場所がないため、常に自分の居場所を探しています。
そのため、人気が一切ない空き家は、居住場所としてぴったりなのです。
もちろん、誰かが定期的に出入りしている様子があれば、住みつかれる心配はほとんどないでしょう。
しかし、先述したようにポストの中がチラシだらけで、雑草やゴミなどが散乱していると、狙われやすくなるので注意しなくてはなりません。
火災
家に不審者が住み着いた結果、火災が起きてしまうトラブルも起こりえます。
空き家の中で火を使った際に、その始末がされていなかった場合によくある問題です。
火を使って料理をしていた、タバコを吸っていたなどの場合は、火災リスクが高くなるでしょう。
また、仮に人が住み着いていなくても、放火魔に狙われる危険性もあります。
誰も住んでおらず放置されている住宅の場合は、悪戯心で放火しても気付かれにくいです。
そのため、不審火による出火リスクが大きく、近隣住民が気付いたときには、炎が燃え広がっているケースがあります。
火災にまで発展すると、自分だけの問題では済ませなくなります。
近くの住民まで巻き込んでしまい、最悪の場合は炎が広範囲に広がって、他の住宅まで出火してしまうかもしれません。
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空き家への不法侵入を防ぐための対策
空き家のトラブルを防ぐためには、対策が必須です。
以下でその対策法を見てみましょう。
定期的に見回りする
不法侵入を防ぐために効果的なのが、空き家周辺の見回りです。
基本的に不法侵入をする方は、空き家に人気がないかを確認します。
人気があると自分がいると気付かれてしまい、通報されるリスクがあるためです。
そこで、定期的に周辺を見回り、管理をしているのをアピールすれば、不審者も侵入を断念するでしょう。
管理をしている方に見つかるリスクがあるのに、勝手に侵入するような方はごくわずかです。
また、見回りをすれば不法投棄されていないか、住居の中に侵入している痕跡がないかチェックするのにも利用できます。
万が一、何かしらの異変があれば、すぐに対策できるでしょう。
たとえば、必要に応じて管理者がいるのを示すために、看板を設置するのも効果的です。
看板が設置されていると、不審者を警戒しているのを相手に示せるため、相手は見つかるリスクを避けるようになります。
結果として、空き家に近づけなくなるでしょう。
また、看板に「不法投棄や不法侵入をしたらしかるべき処置を取る」と記載しておけば、悪意を持った方は近付かなくなると考えられます。
もし、見回りの際に異変が見られた場合は、こうした対策を取るのもおすすめです。
防犯カメラを設置する
防犯カメラを設置しておくと、不審者の早期発見につながります。
万が一、トラブルがあっても、防犯カメラに犯人が映っていれば、スムーズに対応できるでしょう。
また、そもそも防犯カメラが設置されている建物は、不審者に狙われにくいです。
不審者は人気がなく、見つかるリスクが低い住宅を狙います。
そのため、防犯カメラが設置されており、見つかりやすい住宅に対して、わざわざ侵入しようとしないのです。
また、こうしたセキュリティ対策がされている建物は、まるでそこに誰か住んでいるように見せられます。
たとえ、誰も住んでいなくても、住民が生活を脅かされないように、防犯カメラを設置しているように印象付けられるのです。
そのため、不審者として通報されるリスクを避け、侵入や放火などを避けるようになります。
できれば、分かりやすい場所に防犯カメラを設置して、不審者が近付きにくい雰囲気を演出しましょう。
郵便ポスト
郵便ポストの中がチラシでいっぱいになっていると、誰も管理していないのが明白です。
定期的に立ち入りしているのをアピールするためには、ポストの中を定期的に空にしましょう。
ポストは建物の中に侵入しなくても見える場所です。
そのため、多くの不審者は、誰かが住んでいるかを判断するために、ポストをチェックします。
チラシまみれの状態では、住んでいないと思われかねません。
管理のために出入りしているのを示すためにも、ポストを定期的に空にしてください。
たとえチラシが邪魔でも、ポストにチラシが入らないようテープで止めないようにするのは避けましょう。
これも放置されている住宅に多い特徴なので、テープでは止めずに中身を処分するようにしてください。
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まとめ
不法侵入されやすいのは、誰も出入りした気配がない空き家です。
勝手に不審者が住み着いたり、火災が発生したりなどのトラブルリスクがあります。
問題を対策するためにも、定期的に見回りやメンテナンスをしましょう。
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