空き家でも雑草対策が必要な理由は?対策方法や業者を頼るメリットを解説
たとえ、誰も住んでいない空き家でも、雑草の処理が必要といわれています。
しかし、その理由を知らなかったり、知っていてもなかなか対応できないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、雑草の処分が必要な理由や、具体的な対策方法、業者に依頼するメリットについて解説します。
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空き家でも雑草の処分が必要な理由
空き家は誰かが住んでいるわけではないのに、なぜ雑草を処分すべきなのでしょうか。
以下で詳しく見てみましょう。
近隣住民とトラブルになる
雑草を処分せず、そのままにしていて困るのは、自分だけではありません。
実は、近隣住民にも悪影響を及ぼしてしまうのです。
なぜなら、雑草が生え続けていると、そこに害虫が発生しやすくなるからです。
よく見かけるのが、蟻やムカデなど、草木が生い茂った場所を好む生き物でしょう。
こうした害虫が増えると、空き家だけではなく近くの家にまで侵入します。
また、景観も悪くなります。
たとえ、近隣住民が自分の家をしっかりお手入れしていても、近くに空き家が放置されていると、一気に雰囲気は暗くなるのです。
景観が悪いと、その地域に対してマイナスイメージを持たれてしまうため、迷惑をかける結果となります。
あまりにも状態がひどいと、クレームに発展してしまう事態も考えられるでしょう。
不法投棄
誰もいない空き家は、不法投棄されるリスクが高いといわれています。
たとえば、生ごみや粗大ごみなどを捨てても、雑草が生えていることで見えにくくなるため、気づきづらくなります。
また、ゴミを放置すると、害虫や害獣などが発生する確率も高くなり、状況は悪化するばかりです。
また、タバコのポイ捨ても大きな問題といえます。
もしも、タバコの火が付いた状態でポイ捨てされると、雑草に火が燃え移り、火事になってしまいます。
とくに危険なのは、雑草が乾燥している冬の時期です。
このタイミングは、通常よりも雑草に炎が燃え移りやすいため、大火事になってしまいます。
隣家にまで炎が燃え移る可能性も高いため、それを心配した近隣住民とトラブルになる可能性もあります。
条例違反になる可能性も
先述したように、雑草を放置するとさまざまなリスクがあります。
そのため、誰も住んでいない空き家だとしても、何かしらの対策を講じるべきでしょう。
そして、自治体によっては雑草の処分について、条例を制定しているケースもあるのです。
この条例は、不法投棄や放火などのさまざまなトラブルを避けるために定められています。
条例の有無や内容などは自治体によって異なるため一概にはいえませんが、それを破れば条例違反となり、指導されてしまう可能性もあるでしょう。
また、条例違反となった場合にペナルティが発生するリスクもあります。
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空き家の雑草対策
空き家に生えている雑草は、どのように対策すべきなのでしょうか。
以下で詳しく見てみましょう。
草むしり
もっともメジャーな方法は草むしりでしょう。
草むしりは空き家に限らず、居住中の家でもおこなっているでしょう。
草をむしってゴミ袋に入れていき、そのまま処分するだけなので簡単です。
草むしりする際は、手を傷めないよう軍手を使用するのがよいでしょう。
また、虫に刺されてしまう可能性が高いため、短パンではなく長ズボン、サンダルではなくスニーカーや長靴などをはきましょう。
炎天下で作業する場合は、熱中症になる危険性があるので、必ず帽子を被るのがおすすめです。
コツコツ作業をすれば、必ず綺麗になっていきますが、それなりの体力仕事になります。
また、空き家の敷地が広い場合は、1日で作業を終えるのが難しい可能性があるかもしれません。
その場合には、足腰を傷めやすいので、体力的に難しい場合は別の方法で対策したほうがいいと考えられます。
除草剤をまく
除草剤をまくと、簡単に草が枯れていきます。
さらに、方法が簡単で費用も安価なので、体が不自由な方やシニアにもピッタリな方法です。
除草剤をホームセンターで購入したら、水に溶かして散布するだけです。
散布する際はジョウロに入れると、全体にまきやすくなります。
草むしりとの大きな違いは、体力を使わなくても良い点です。
花に水やりをするような感覚でできるので、子どもでも簡単におこなえます。
ただし、あくまでも除草剤は草を枯らせるだけなので、枯れた後は取り除く作業が必要です。
もちろん草むしりをするよりも楽ですが、枯れた草をそのままにしていると、景観が悪くなるので注意が必要です。
また、ピンポイントにまくのが難しいため、枯れるのが嫌な花や木などがある場合は気を付けましょう。
砂利
砂利は雑草対策によく使用されます。
雑草が生える場所に、ホームセンターで販売されている砂利をまいてみましょう。
雑草は日光の力でどんどん成長していく特徴があります。
しかし、その日光が当たらなくなると、成長できません。
この特徴を活かし、砂利を上からまいて日光を遮ってしまうのです。
砂利は決して高価なものではないため、ある程度の敷地面積がある場合でも安心です。
ただし、砂利を綺麗に敷き詰めなければ意味がありません。
砂利と砂利の間に隙間があり、そこに日光が差し込むと、雑草が生えてしまう可能性があります。
また、砂利で対策する場合、家の周辺がすべて砂利だらけになります。
そのため、草木や花を植えておくことで、景観をよく見せるという工夫も併せておこなうのがよいでしょう。
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業者に処分を依頼するメリット
なかには、自分でおこなわず、業者に処分を依頼する方もいます。
以下でその場合のメリットを見てみましょう。
業者へ依頼するメリット
業者へ依頼すれば、自分で対処する必要がなくなります。
たとえば、遠方に住んでいる場合、空き家の雑草対策をしたくても、なかなか現地に足を運べなくなりがちです。
また、そもそも草むしりをしたり、除草剤をまいて枯れた草を処分したりなどの作業は、少なからず手間がかかるものです。
仕事や子育てで忙しい方が、コンスタントに対応するのは現実的に難しいという一面もあります。
しかし、業者に依頼すれば、こうした面倒な作業もすべて対応してもらうことができます。
なかには、肌が弱くてそういった作業を自分でできないという方も、業者に依頼することで解決されるでしょう。
費用相場やデメリット
業者に依頼した場合のデメリットは、費用がかかる点です。
相場が100平米で1~2万円程度といわれていますが、業者によって異なります。
また、敷地面積が広ければ、作業にかかる費用が高くなります。
もし、作業をしてもらいたい範囲が広い場合は、それなりの出費を覚悟しなくてはなりません。
しかし、この費用負担を避けたくても、遠方に住んでいる方は、やむを得ず依頼しなくてはならないということもあるでしょう。
時間的な余裕と費用面のバランスを考えて、業者に依頼をしましょう。
早めの売却を
管理をするのも費用を支払うのも抵抗がある場合は、空き家を売却するのがおすすめです。
住宅そのものを処分してしまえば、管理に関する悩みを一気に解消できるでしょう。
早めに売らないと資産価値がなくなり、買い手がなかなか見つからなくなる可能性もあります。
できる限り早く不動産会社に相談して、現金化に向けて計画を立てましょう。
劣化が見られる空き家でも、仲介や買取などの方法で処分できると考えられるので、まずは不動産会社と今後について話し合ってみてください。
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まとめ
空き家の雑草対策をすべき理由は、不法投棄やご近所トラブルを避けるためです。
草むしりや除草剤などで対策できますが、自分で対応するのに限界があるかと思います。
現実的に難しい場合は、業者に依頼するか、物件の売却を検討するのがよいでしょう。
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