空き家が劣化する原因は?放置するデメリットや管理の重要性を解説
alt="不動産売却の確定申告の申告期間や申告をする場所" width="100%"> |
alt="不動産売却後の確定申告の必要書類" width="100%"> |
alt="不動産売却後の確定申告とは" width="100%"> |
alt="不動産売却で利益を得たら確定申告!必要書類と期間について解説! " width="100%"> |
目次
空き家は劣化しやすい特徴がありますが、そもそもその理由はなぜなのでしょうか。
今回は空き家が劣化してしまう原因について解説します。
放置するとどのようなデメリットがあるのか、また管理をする重要性についても触れているので、現在住宅を所有している方は必見です。
▼ 不動産売却をしたい方はこちらをクリック ▼
売却査定フォームへ進む
空き家が劣化する原因
そもそも空き家はなぜ劣化してしまうのでしょうか。
以下で原因を解説します。
換気不足
空き家が劣化してしまう原因で多いのが、換気不足です。
建物は湿度が高いとカビが発生しやすくなります。
とくに木造住宅の場合はカビによる腐食が激しくなり、見た目がボロボロになるだけではなく、品質まで低下してしまいます。
多少の衝撃にも耐えられない状態になり、倒壊してしまう危険性まで高くなるのです。
本来であれば住人によって室内の換気が定期的におこなわれます。
もしくは除湿器やサーキュレーターなどを利用して、湿気対策がおこなわれる場合もあるでしょう。
しかし、空き家はこうした対策がおこなわれないケースが多く、湿度が高い状態が保たれたままになるため、カビによる影響を受けやすいのです。
一度腐食してしまうと工事をしない限り元には戻りません。
湿気による影響は大きいと言えるでしょう。
雨漏り
雨漏りは劣化した建物によく見られる問題です。
屋根は本来建物の内部に水が浸入しないよう防ぐ働きがあります。
しかし、常に直射日光や雨風に晒されている部分のため、徐々に品質が低下していき、雨漏りが起こりやすい状態になるのです。
一般住宅で雨漏りが起きた場合、すぐに屋根工事をして対処できます。
また、水の浸入を防ぐための塗装もおこなえるでしょう。
空き家になるとこうした対策がおこなわれないまま放置されてしまいがちです。
建物の中に入らないと、そもそも雨漏りしている事態にすら気がつきません。
長期間放置してしまうと、屋根の劣化はどんどん進んでいき、雨漏りした部分も腐食しやすくなるでしょう。
給排水管の劣化
給排水管は丈夫にできているイメージがありますが、長期間経過すると劣化してしまうものです。
とくにしばらくの間使われていないと、水が一切流されないまま放置される結果となり、内側にヘドロが蓄積したりひび割れたりするリスクが高くなります。
衛生的によくないのはもちろん、そもそも給排水管を使えなくなる事態になりかねません。
空き家でいざ水を出したときに問題ないように見えても、内部では汚れが付いているため、水が汚れているケースも多いです。
水は私たちの生活に欠かせないインフラなので、こうしたトラブルは大きな問題といえるでしょう。
▼ 不動産売却をしたい方はこちらをクリック ▼
売却査定フォームへ進む
空き家が劣化するデメリット
空き家は劣化すると、さまざまなデメリットがあります。
以下で詳しく見てみましょう。
売却しにくくなる
不動産売却をする際、買主が見つからなくなるデメリットがあります。
いざ処分のために市場に出しても、劣化してしまった状態の空き家を購入したいと思ってくれる方は少ないでしょう。
需要が少ない物件になると、半年以上経過しても買主が現れないケースもあるため、現金化に苦労してしまいがちです。
また、仮に買主となる方を見つけても、売り出し価格を下げないと取引が難しくなるケースも多いです。
あまりにも物件が売れない場合は、価格を下げて買主を探すしか方法がなくなります。
耐用年数に達している場合は、建物の価格がゼロになり、土地だけの価格で取引となる可能性もあるため、デメリットによる影響は大きいといえるでしょう。
賃貸物件として貸し出しが難しい
空き家を活用する場合、賃貸物件にして貸し出す方法があります。
これは不動産運用による収入を得られるメリットもあるため、多くの方が実践している方法です。
需要のあるエリアや物件の場合は、一定の収益を得られるでしょう。
しかし、劣化している物件になると、賃貸物件にするハードルが上がります。
事前に原状回復工事が必要になるため、劣化具合によっては大規模な施工が必要になるからです。
当然ながら工事は劣化が進行しているほど規模が大きくなり、費用が高くなります。
場合によってはフルリノベーションをしないと賃貸物件にできないケースもあるでしょう。
また、仮にお金をかけて建物をキレイにしても、必ずしもその物件に入居してくれるからが現れるとは限りません。
いつまでも空室状態が続き、収入を得られない可能性も考慮しなくてはならないです。
特定空家に指定される
もっとも大きなデメリットが、特定空家に指定されるケースです。
住宅を放置していると、行政から指導が入り、「特定空家」に指定される場合があります。
こうなるとそのまま放置はできず、処分したり管理したりなど何かしらの対策をするよう求められます。
この指示に従えば問題ありませんが、放置し続けると行政が強制的に処分をおこない、処分にかかった費用を請求されてしまうのです。
また、固定資産税の特例が受けられなくなり、結果としてさまざまなコストがかかります。
▼ 不動産売却をしたい方はこちらをクリック ▼
売却査定フォームへ進む
空き家を管理する重要性
空き家を管理したほうがいいと言われるのはなぜなのでしょうか。
以下で重要性について解説します。
空気の入れ替えをする
空気の入れ替えをすると、湿気による劣化を対策できます。
とくに木造住宅の場合、定期的な換気はとても重要なメンテナンスになります。
換気は部屋の窓を開けるだけなので、決して難しい作業ではありません。
天気の良い日には窓を開けて、新鮮な空気を入れるのが大切です。
もし外も湿度が高い場合は、サーキュレーターや扇風機を回すのもおすすめです。
室内で空気が循環すると、湿度が下がりやすくなります。
また、除湿器の設置も効果的です。
ただし、除湿器は水が溜まる仕組みになっているので、稼働中はこまめに水を捨てなくてはなりません。
給排水管の乾燥を防ぐ
給排水管が劣化してしまうのは、長期間水が使用されないのが原因です。
乾いた状態になるとヘドロが付くようになり、給排水管にひびが入ったりします。
そのため、定期的に水を出すようにしましょう。
決して長時間使用する必要はなく、30秒~1分程度流しておくだけで問題ありません。
この工程を加えるだけで劣化を防ぎ、衛生的な状態を保てます。
掃除をしっかりおこなう
掃除をおこなうと、ダニやほこりなどを除去できるため、衛生的で劣化しにくい環境を作れます。
掃除は建物の品質低下とはあまり関係がないと思われがちですが、実際には大きな影響を与えるのです。
もっとも大きなトラブルとして、害虫が発生するリスクが挙げられます。
害虫は基本的に不衛生な場所で繁殖するため、放置されている住宅でよく見かけるものです。
さらに、一度発生するとどんどん数が増えていき、簡単に駆除できなくなるケースも少なくありません。
害虫は建物の腐食も加速させる恐れがあるため、なんとしても発生を食い止める必要があります。
定期的に掃除をおこなえば、害虫が発生しにくい環境になるので、定期的にごみやほこりを取り除きましょう。
害虫はネズミをはじめとする害獣が増えてしまう原因となるため、悪循環となります。
駆除業者を呼ばないと対処できない状況になる前に、掃除をしてトラブルを予防しましょう。
その際に換気や通水などをおこなえば、空き家の品質維持が可能となるので、ぜひ試してみてください。
▼ 不動産売却をしたい方はこちらをクリック ▼
売却査定フォームへ進む
まとめ
空き家が劣化してしまう原因は、湿気や雨漏りなどさまざまな原因が考えられます。
品質低下は売却しにくくなったり、特定空家に指定されたりなどのデメリットがあるため避けるべきです。
しっかりメンテナンスや管理をおこないましょう。
▼ 不動産売却をしたい方はこちらをクリック ▼
売却査定フォームへ進む